マツタケ2012
8月26日
日焼けマツタケ
この夏は雨が少なく東京では梅雨明け後は地面の乾いた状態が9月始めまで続いてしまいました。そのため7月後半から8月には当地狭山丘陵では毎年観察できるイグチやテングタケ属の発生はほとんどありませんでした。時々空模様が怪しくなると、雷雲の現況が見れるサイトを見ていたのですが、いつも当地を避ける様に大きな雷雲が流れて去って行くのを見てめ息を付いていました。 よって8月はきのこの観察を完全に諦めていたので、この日の富士山が久々の歩きとなり、普段の不摂生を悔いた辛い山歩きとなりました。富士山も予想通りに乾燥していました。この日に出会ったきのこは上の写真の少し日焼けしたマツタケとやや乾燥気味のドクヤマドリ、栄養不足のホンシメジ、それと太陽を沢山浴びたクロカワでした。 とにかく疲れました。
2012年9月9日 ↓
洞マツタケ
前回の26日よりはお湿り状態も良くなり、きのこの発生は改善しているようですが、日曜日であったせいか食菌にはあまり出会えませんでした。 しかし暑さと乾燥から身を守るためにコメツガの根元の洞に隠れていた本日唯一の食菌と偶然目が合ってしまいました。 もやしの様に色白で多少ナメクジに舐められていましたが、先週の色黒マツタケよりは良品でした。
2012年9月15日 ↓
白マツタケ
地表面を2センチほど剥がした状態↑
最も古くからお世話になっているシロに到着しみると、一部コケが剥がれているのに気づいた。 友人と腰を少し屈めながらざっとあやしそうな所を手で押してみた(盲牌)。しかしマツタケの感触は無い。「先手に採られてしまったかな?」 などと言いながらも辺りをじっくりと見回し発生が無い事を確認後、残念に思いながらもそのシロを離れた。 少し歩くと白い小さな何処かで見覚えのある破片を見つけ拾い上げた。 鼻に近づけてみる??? マツタケの破片だ! 直ぐに先ほどコケの捲れた場所に戻り友人が再度念入りに盲牌してみると、コケした2センチにマツタケが横たわっていた。 破片はシカが食い散らかした物に違いない。 2000年に同シロにてマツタケの基部のみがシロに残っていた事があった。 このシロはどうもシカさんと共有しているようだ。今年のように暑く雨が少ない夏ではシカもシロ廻りをして地表に現れる前のマツタケや他のキノコを食して生き延びているのでしょう。 食べ過ぎに注意して下さいね。
ささくれているので、地中でもしばらく乾燥が続いていたのか?
2012年10月6日
残りマツタケ
107g頭でっかち ↑
208gの頭を出したばかりの良品 ↑
今晩の酒のおかずにと、少量のショウゲンジとキヌメリやシモフリヌメリガサなどを採りながら歩いていたが、標高の高い場所では晩秋のきのこが中心で、マツタケなどの発生は終了したようであった。 標高の低い場所でのシロ周りでなんとか↑の二つに出会えた。
毎年恒例の友人宅でのマツタケ入りすき焼きを食べる事ができました。 ありがとう!
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