マツタケ 2001年
9月8日 富士山 シロにて
離れると見えません。 ちょっと可愛そうだけど、全部掘り出しました。
9月1日にシロを見に行ったが、マツタケの発見も感触もなかった。しかしこの日のスバルライン側3-4号目付近にはショウゲンジ、ヌメリササタケなどは採りきれない沢山発生していた。また、ホウキタケの大きい物、フジウスタケなども例年より沢山発生していた。、ヤマドリタケやヤマイグチなどのイグチ類も7月8月にはあまり見なかったが、この日は沢山採取できた。一方、今年はタマゴタケをあまり見なかった。今年は7月に雨が殆ど降らなかったので、キノコの発生は全般的に少ないのではと思われたが、8月の後半からの富士山のキノコの発生は過去5年間の僕の経験では一番良かったと思う。 ただし5号目付近は8月にもあまり雨は降らなかったため、その標高でのキノコは全般的には良くない印象だ。 今年のマツタケは数は出来ているが、小さいと聞いた。このシロの物も大きくはなかった。 頭を出していなければ、置いておいて、2、3日後に採取に来れれば、もっと大きく育ち、食い応えもあるのだろうが、サラリーマンのつらいところだ。食べ頃はおそらく一週間後位だろうが、その時には絶対残っていないし、来年以後の楽しみも摘み盗られてしまう。まだ9月中は、プロの採り残したシロから発生するマツタケやトビと言って、シロから少し離れた場所に発生するマツタケをゲットしたいと思っている。
この日に採れたクロカワ、コウタケはひちりんで焼き味噌や醤油で、マツタケは濡れ布巾で汚れを落としてから、包丁で切れ目を入れ、手で裂いて、すだちをほんの少しかけて食べた。美味かった。やっぱり炭焼きに限る。酒のみの友人はクロカワの方が酒には合うと言っていた。
2001年 9月15日 やっと2個目のシロを発見 !!
この日はとにかく人が多かった。最初に会ったおばさんは一昨日6本マツタケを採ったと自慢気に話し掛けてきた。次に出会った夫婦は傘の開いたマツタケを見せてくれた。 期待感はあったが、歩いても歩いてもショウゲンジの頭ばかりだ。おまけに道に迷ってしまったり、カメラの外枠を破損してしまったり、ツイテイナイ。 ただクロカワをザック一杯採ったので、今日はこれで良しとしようと半分あきらめかけて帰路についていた時に、ショウゲンジとは少し違う坊主頭を発見した。苔を剥がしてみると柄が大きい、友人と顔を見合わせる、 ヤッター。 昼飯も食べずに8時間近くも歩けばマツタケにあたる?
ちょうどツガの根に挟まれていて目立たなかったのでこんなに人が多いにもかかわらず見逃されてあったのだろう。 根に挟まれていて抜くのが大変だった。 先週の一番大きいのより二周り大きい。
この場所の周りには沢山の新しいキノコが捨ててあり、この日も何人もの人がこの場所を通り過ぎたと思われる。
またこのシロの持ち主(達)はこんな所(根と根の隙間)に発生する事など考えなかったのだろう、採り残しだ。マツタケ銀座みたいな所にあるのこシロで来年も採れるのかな? 
2001年 9月21日 3個目のシロ発見    この日の富士山
腐っていますし、ピンボケですがマツタケです。苔が深く日当たりの良くない急斜面で見つけました。肥よくな地質なので腐ってしまったのでしょうが、先週見つけてれば、食えたかなと考えました。人もあまり来ない場所なので放置されていたのでしょう。マツタケの発生環境が分からなくなりました。豊作の年はこんな場所にも発生するものなんでしょう。
2001年 9月21日 4個目のシロ発見
3個目のシロから10分くらい歩くと、木漏れ日の入る緩斜面で、美味しそうなマツタケ(234g)を見つけた。光を受け傘がマツタケ独特の模様と色を帯びている、こんなマツタケを見るのは最初にマツタケを見つけた96年以来だ。 このシロは今後も期待が持てそうだか゜、このシロの数多い会員の一員になったにすぎないのかも・・・・・・。  
2001年 9月21日 5個目のシロ発見。
マツタケなんだか、なんなんだか分からないでしょうね。 奥に一つ手前に一つです。通称 ボクシング グローブ 左が奥にあったマツタケ(220g)、右の柄が屈曲しているのが手前の傘が半分開いたマツタケ(478g)。
4個目のシロから1個目のシロに下り、再び4個目のシロの位置を確認しようとして、道に迷っている時に見つけた。 手前のマツタケは苔の下の倒木の欠片に成長を妨げられ、半分苔の中で、傘を半分開いていた。 何でこんな所に? またマツタケの発生環境が分からなくなった。 とにかく豊作の年には、頭を出し始めた頃に歩き回れば、日当たり、風通し、水の流れ、地質などがマツタケの生育環境ぎりぎりの場所でも出会えるのだと思う。採れたマツタケは、ご飯とお吸い物でも食べきれず、すき焼きにも入れたたら、お肉がマツタケの味になった。 来年も豊作でありますように。
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